長生きうさぎの特徴とは?

うさぎの寿命と長生きということについて
ペットを育てている人ならみんな望むことそれは長生きしてほしいということ。
では、うさぎの平均寿命はどれくらいなのでしょうか。
ワールドラビットファンクラブの調査によれば、
最近15年のデータをもとにした統計ではうさぎの平均寿命は7.5才でした。
犬の平均寿命は14才。(ペットフード協会犬猫飼育実態調査より)
いやうちのうさぎは12才まで長生きしたという意見もあろうかと思います。
この数字はあくまでもクラブの会員うさぎの平均ですから
1才で亡くなった子もいれば12才まで生きた子もいて
単純に平均をとるとこうなるということなのです。
ところで、長生きするうさぎはどんな子なのでしょうか。
長生きに法則なんてあるのでしょうか。
ワールドラビットファンクラブの調査をくわしく見てみると、
うさぎの品種による違いは若干ではありますが認められました。
最も長生きする品種はいわゆる雑種系の子でした。
(雑種系とは血統や家族関係がはっきりわからない子たちをここではさします)
これには理由があります。
歴史的に育てられている数が最も多かったということ。
総数が多いとピラミッドは大きくなります。
その結果長生きする子も多ければ短命な子も多いということになるのです。
実際にうさぎファンクラブで育てた子たちの中で最も長生きした子は
1987年生まれの雑種「くろちゃん」というメス。病院にも行かず、
ごはんも適当にやって、一時は夏場に西日の当たるベランダにいたのに
13才と長生きでした。これは個体の持つ生命力以外考えられません。
他に品種ごとの特徴はあるのかというと、実はあまりありませんでした。
ワールドラビットファンクラブが調べた対象の品種は雑種系を含んで8品種。
雑種系はミニうさぎ系、ライオン系、ダッチ系、ネザーランドドワーフ系。
純種はネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、アメリカンファジーロップ、
ジャージーウーリー、ドワーフホト。イングリッシュスポット、ダッチ。
この中で雑種系の子を除いた平均寿命はほぼ同程度。
つまりその子の個体の持つ特性が長寿の要因ではないかということになったのでした。
長生きの要因
幼少期を除いて成人してからの長寿要因は生活環境が重要と言えるでしょう。
食事、運動、人間とのかかわり方、病気、治療。こうした環境要因が大きくかかわってくると考えられるのです。
飼い主さん側から考えると育て方、お世話の仕方そのレベル、ということになるでしょうか。
その子にとって適切な食事と量、適切な運動、適切な人間とのかかわり、適切な治療が求められるということではないでしょうか。
では、その子にとって適切なとはどういうことでしょう。
基本的な食の考え方としては、主食は少し、チモシー牧草メインの食事ということでしょう。
ネザーランドドワーフ4才オスを例に考えてみましょう。体形は肥満ではなく中程度と仮定します。ネザーランドドワーフは体形維持が重要です。そのためにはまずローカロリーでおなかにいいチモシー1番刈り牧草を毎日たくさん食べてもらうことが重要です。主食は極少量、理想としては体重1Kg当たり1%以下を1日の量にするといいでしょう。1日当たり10gです。これを朝晩に分けて与えます。野菜は少々なら大丈夫。おやつは避けましょう。
ワールドラビットファンクラブのうさぎたちもメスは1%前後、オスは2~3%前後、5才過ぎた子は体力強化のために高栄養フードを少し多めにあげています。
食事量の考え方のひとつに自分に置き換えるというものがあります。たとえばあるフードメーカーさんが表記しているフードの量は1Kgのうさぎで1日30g。これを自分に置き換えるとどうでしょうか。体重70Kgの人なら2100gのご飯を食べるということになります。ちょっと多いでしょうか。
次に運動について。
部屋に放し飼いで自由に走らせることはしつけの上でよくないため避けた方がいいかもしれません。
遊び場=テリトリーをサークルなどで区切って限られた場所で床にマットを敷いてトンネルとトイレを置いたスペースを作りましょう。
大きさとしては長さが2~3メートル程度あれば十分に運動できるでしょう。
ここに人間がケージから運んで入れてやりまた時間が終了したらケージに戻してやる。
これでうさぎルールというものを覚えるのです。
このスペースにはうさぎがいるとき人間は入ってはいけません。
ここはうさぎのテリトリーだから。
適切な人間とのかかわりについて。
うさぎも人間も一人では生きていけません。
ひとり遊び場で遊ぶだけではコミュニケーション能力は高まりません。
毎週一度は10分~15分程度、だっこしたりケアしたり、体調をチェックしたり、
一緒に過ごすことが理想的でしょう。
この時間があることでうさぎは飼い主さんをより深く理解し
人間側もうさぎのことをよく理解できるようになるのです。
適切な治療について
ひごろと比べて体調や表情がおかしいときはすぐに動物病院に連れて行くべきでしょう。
仕事が忙しいとかまだ大丈夫かなとか自分勝手な判断で手遅れにならないように。
知り合いに聞いたりネットで症状を調べる時間があるならすぐに病院に。
病気の早期治療は人間もペットも一番重要な事柄です。
長生きしてもらうためにできること
チモシー牧草をたくさん食べてもらう
信頼できるかかりつけ医をもつこと
4才過ぎたら健康診断
5才過ぎたら寝たきりにならないように足腰をこまめにチェック
5才過ぎて高齢になってきたら栄養価の高い消化の良いフードに切り替えましょう。
体力が低下しやすくなりますので食べる量も少し増やしていいでしょう。
うさぎの体全体を触ってチェックする習慣を持ちましょう。
体調が低下する前に把握することができるようになりましょう。
少しでもおかしいと思ったらまずは動物病院で診てもらいましょう。
ペットを育てている人ならみんな望むことそれは長生きしてほしいということ。
では、うさぎの平均寿命はどれくらいなのでしょうか。
ワールドラビットファンクラブの調査によれば、
最近15年のデータをもとにした統計ではうさぎの平均寿命は7.5才でした。
犬の平均寿命は14才。(ペットフード協会犬猫飼育実態調査より)
いやうちのうさぎは12才まで長生きしたという意見もあろうかと思います。
この数字はあくまでもクラブの会員うさぎの平均ですから
1才で亡くなった子もいれば12才まで生きた子もいて
単純に平均をとるとこうなるということなのです。
ところで、長生きするうさぎはどんな子なのでしょうか。
長生きに法則なんてあるのでしょうか。
ワールドラビットファンクラブの調査をくわしく見てみると、
うさぎの品種による違いは若干ではありますが認められました。
最も長生きする品種はいわゆる雑種系の子でした。
(雑種系とは血統や家族関係がはっきりわからない子たちをここではさします)
これには理由があります。
歴史的に育てられている数が最も多かったということ。
総数が多いとピラミッドは大きくなります。
その結果長生きする子も多ければ短命な子も多いということになるのです。
実際にうさぎファンクラブで育てた子たちの中で最も長生きした子は
1987年生まれの雑種「くろちゃん」というメス。病院にも行かず、
ごはんも適当にやって、一時は夏場に西日の当たるベランダにいたのに
13才と長生きでした。これは個体の持つ生命力以外考えられません。
他に品種ごとの特徴はあるのかというと、実はあまりありませんでした。
ワールドラビットファンクラブが調べた対象の品種は雑種系を含んで8品種。
雑種系はミニうさぎ系、ライオン系、ダッチ系、ネザーランドドワーフ系。
純種はネザーランドドワーフ、ホーランドロップ、アメリカンファジーロップ、
ジャージーウーリー、ドワーフホト。イングリッシュスポット、ダッチ。
この中で雑種系の子を除いた平均寿命はほぼ同程度。
つまりその子の個体の持つ特性が長寿の要因ではないかということになったのでした。
長生きの要因
幼少期を除いて成人してからの長寿要因は生活環境が重要と言えるでしょう。
食事、運動、人間とのかかわり方、病気、治療。こうした環境要因が大きくかかわってくると考えられるのです。
飼い主さん側から考えると育て方、お世話の仕方そのレベル、ということになるでしょうか。
その子にとって適切な食事と量、適切な運動、適切な人間とのかかわり、適切な治療が求められるということではないでしょうか。
では、その子にとって適切なとはどういうことでしょう。
基本的な食の考え方としては、主食は少し、チモシー牧草メインの食事ということでしょう。
ネザーランドドワーフ4才オスを例に考えてみましょう。体形は肥満ではなく中程度と仮定します。ネザーランドドワーフは体形維持が重要です。そのためにはまずローカロリーでおなかにいいチモシー1番刈り牧草を毎日たくさん食べてもらうことが重要です。主食は極少量、理想としては体重1Kg当たり1%以下を1日の量にするといいでしょう。1日当たり10gです。これを朝晩に分けて与えます。野菜は少々なら大丈夫。おやつは避けましょう。
ワールドラビットファンクラブのうさぎたちもメスは1%前後、オスは2~3%前後、5才過ぎた子は体力強化のために高栄養フードを少し多めにあげています。
食事量の考え方のひとつに自分に置き換えるというものがあります。たとえばあるフードメーカーさんが表記しているフードの量は1Kgのうさぎで1日30g。これを自分に置き換えるとどうでしょうか。体重70Kgの人なら2100gのご飯を食べるということになります。ちょっと多いでしょうか。
次に運動について。
部屋に放し飼いで自由に走らせることはしつけの上でよくないため避けた方がいいかもしれません。
遊び場=テリトリーをサークルなどで区切って限られた場所で床にマットを敷いてトンネルとトイレを置いたスペースを作りましょう。
大きさとしては長さが2~3メートル程度あれば十分に運動できるでしょう。
ここに人間がケージから運んで入れてやりまた時間が終了したらケージに戻してやる。
これでうさぎルールというものを覚えるのです。
このスペースにはうさぎがいるとき人間は入ってはいけません。
ここはうさぎのテリトリーだから。
適切な人間とのかかわりについて。
うさぎも人間も一人では生きていけません。
ひとり遊び場で遊ぶだけではコミュニケーション能力は高まりません。
毎週一度は10分~15分程度、だっこしたりケアしたり、体調をチェックしたり、
一緒に過ごすことが理想的でしょう。
この時間があることでうさぎは飼い主さんをより深く理解し
人間側もうさぎのことをよく理解できるようになるのです。
適切な治療について
ひごろと比べて体調や表情がおかしいときはすぐに動物病院に連れて行くべきでしょう。
仕事が忙しいとかまだ大丈夫かなとか自分勝手な判断で手遅れにならないように。
知り合いに聞いたりネットで症状を調べる時間があるならすぐに病院に。
病気の早期治療は人間もペットも一番重要な事柄です。
長生きしてもらうためにできること
チモシー牧草をたくさん食べてもらう
信頼できるかかりつけ医をもつこと
4才過ぎたら健康診断
5才過ぎたら寝たきりにならないように足腰をこまめにチェック
5才過ぎて高齢になってきたら栄養価の高い消化の良いフードに切り替えましょう。
体力が低下しやすくなりますので食べる量も少し増やしていいでしょう。
うさぎの体全体を触ってチェックする習慣を持ちましょう。
体調が低下する前に把握することができるようになりましょう。
少しでもおかしいと思ったらまずは動物病院で診てもらいましょう。